東京中野の縫製工場「辻洋装店」| ランチ難民

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BLOG 2023.05.12

ランチ難民


最近、辻洋装店の最寄り駅付近では再開発で飲食店が10店舗ほど閉まり、ランチタイムになると開いているお店に人が押し寄せています。

そして、「原料費の高騰と人手不足」でどのお店でも値上げです。低価格を売りにしているチェーン店も例外ではありません。

「そりゃそうだよ。今までが安すぎた。」と値上げを受け入れてお気に入りの店に並ぶか、

「そりゃ高すぎる。」と(値上げはしているが)もっと安い店に並ぶか、

弁当か、コンビニか、自炊か、

(健康のためにも)昼飯を抜くか、

思い切って物価の安い国に移住するか、、、、、

駅前の再開発が始まる前まではお気に入りの店がいくつかあったのでそれほど困ることはありませんでした。A店が混んでたらB店、B店が定休日ならC店、という具合に。

ところが、最近ではお気に入りかどうかなんて言っていられない“ランチ難民”になりつつあります。

A店もB店もC店も満席で他にも数店彷徨ってなんとかランチにありつけた、という感じなのです。

日本の縫製業界は1990年頃のピーク時から1/4〜1/5になりましたが、昨年から拍車がかかってさらに減っている印象です。

それでも、縫製加工賃の値上げは思うように進んでいないようです。

「あ、じゃあ他でやるからいいです。(他工場で縫ってもらうから結構です、の意)」

取引先とのこの力関係、仕事を断たれる(=廃業の)恐怖はなかなか拭えないのです。

「あの店はいつも若い人を育てて活気があるし、

テイクアウトとか冷凍のネット通販とかも頑張ってるみたいだし、

値は張るけどとにかく美味しいからゼッタイあの店で食事したい!」

お客さんにそう思ってもらえるような、そんな店にしたいのです。

東京都内の高級婦人服縫製工場三兄弟の三番目
ランチ難民

 


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