手縫い針の破損は曲がりやサビ(手汗でサビると生地への通りが悪くなります)くらいですが、ミシン針は折れることがあります。原因は様々なので技術と経験がある人でも折れるのですが、技術と経験がない人はもっと折ります。折れた針は生地に刺さっていたり、ミシンの中に入っていたり、縫っていた人のエプロンのポケットに入っていたり・・・。ミシンは高速で針が上下しているので部屋の隅まで飛んでいることもあります。
針が折れたらどんなに忙しくてもその場にいる人で徹底的に探します。全員で這いつくばって探すこともあります。
『製品への針混入』は縫製工場にとっては絶対に避けなくてはいけない、最低限の安全管理の一つなのです。
「時間と人数をかけて探したけれど、どうしても針先3mmが見つからない」などということが稀にあります。
そんな時は“針を折った人の氏名・日時・付近にあった製品の品番、色番、サイズ”などを検針器担当者に書面で伝え、朝礼で全社員に報告します。悪い情報も共有するのです。
今年の2月からの折れ針は152本でした。昨年とほぼ同数です。
針先潰れや針曲がりは各フロアに設置してある針ビンにためておき、2月8日の針供養で感謝を込めてお別れします。
東京都内の高級婦人服縫製工場三兄弟の三番目
ツジゴウ
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