東京中野の縫製工場「辻洋装店」| 【費用は?】個人が縫製工場で洋服を作るには・・・②

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BLOG 2025.01.09

【費用は?】個人が縫製工場で洋服を作るには・・・②


Magnolia collectionの望月順子さんは大手証券会社と外資系銀行で11年勤務した後、イメージコンサルタントとして独立し、ファッションとメイクのレッスンや同行ショッピングなどをしていたそうです。

お客様を連れて銀座のお店を巡るうちに「こんな服があれば、、、」という想いは強くなり、ブランド設立を決意します。

パターンも自分で引こうと洋裁学校に通ったり、いくつもの縫製工場に足を運びサンプルを頼んだり、、、

辻洋装店と出会う前には様々なご苦労があったそうです。→Magnolia collection草創期

初めて辻洋装店を見学した後、

「今まで上手くいかなかったワケがやっと分かりました」

「ぜひ御社で私の服を作ってください」

「ロットは何着からですか?何着でも作ります」

「今が混んでいるなら空くまで待ってます」

といって、数ヶ月後にサンプル制作がスタートしました。大切なのは熱量と覚悟だと思います。

Magnolia collectionのデザイナーは望月順子さんご本人ですが、流石にデザイン画を描くことはできないのでラフスケッチや写真や製品や会話から意図を汲み取りながらパターンを作っていきます。

同時に表生地、裏地、芯地、糸やボタンやファスナーなど副資材の選定をし、仕様を決め、サンプルを作成します。

その間、高級婦人服づくりのプロとしてアドバイスさせていただいたり、任せていただいたりしながら進めていきますが、私たちが常に考えているのはデザイナーである望月順子さんの意向に沿うように(気持ちが服に乗るように)、ということです。

丈、サイズ感、ギャザーやフレアの分量など、微妙なところで迷いながらも決めなければならない所はたくさんあります。

そんなとき、私たちが大切にしているのはデザイナーの納得感です。

相談に乗りながら、サンプルで試しながら、デザイナーの納得感を高めていくことで良い商品が生まれます。

望月順子さんはアパレル未経験でアパレル業界のことは何もご存じありませんでしたが、エレガントなお洋服のヘビーユーザーであったために非常に優れた“良いモノを見る眼”をお持ちでした。

「アパレル業界を外側から凝視していました」という消費者としての感覚も抜群です。

頭の中に明確なイメージさえあれば、それを具現化するのは私たちの仕事なのです。

2025年1月18日〜予約を受付する最新作。

1型ずつ受注生産にする理由などは次回お伝えします。

東京都内の高級婦人服縫製工場三兄弟の三番目
ツジゴウ

 


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