さて、いよいよ“費用”です。
辻洋装店で過去にあったケースでみてみましょう。
・1stサンプル1着製作
・2ndサンプル1着製作
・各色サンプル3着(3色3サイズナナメ)製作
・工業用パターン製作
・3サイズグレーディング
とすると各色サンプルまででおよそ¥272,500になります。
量産では
・量産縫製加工賃(×50着)
・生地代、付属代など(×50着)
で約¥1,222,500。
トータルすると1着当たり約¥29,900となります。
当然、ロットによってもコストは変わります。
同条件だと以下のようになります。
量産100着だと総額約¥2,717,500 単価約¥27,175
量産30着だと総額約¥1,186,000 単価約¥39,533
量産20着だと総額約¥941,500 単価約¥47,075
量産15着だと総額約¥886,750 単価約¥59,117
量産10着だと総額約¥757,000 単価約¥75,700
・1stサンプル1着製作
・2ndサンプル1着製作
・各色サンプル3着(3色3サイズナナメ)製作
・工業用パターン製作
・3サイズグレーディング
とすると各色サンプルまででおよそ¥202,500になります。
量産では
・量産縫製加工賃(×50着)
・生地代、付属代など(×50着)
で約¥685,000。
トータルすると1着当たり約¥17,740となります。
当然、ロットによってもコストは変わります。
同条件だと以下のようになります。
量産100着だと総額約¥1,572,000 単価約¥15,720
量産30着だと総額約¥733,000 単価約¥24,430
量産20着だと総額約¥596,000 単価約¥29,800
量産15着だと総額約¥572,500 単価約¥38,167
量産10着だと総額約¥499,000 単価約¥49,900
※50着未満のロットは別途加工賃にアップチャージがかかります。
※デザイン、縫製仕様によって加工賃は大きく異なります。
※生地代、付属代は使用する材料と量によって異なります。
※ブランドネーム、クリーニングネーム及び品質試験関係の費用は含まれません。
※必要がない場合2ndサンプルと各色サンプルは省くことができます。
今や作りすぎは余剰在庫になるので絶対禁物ですが、あまりにも少なすぎるとコスト高になってしまう事はご理解いただけたと思います。
辻洋装店が普通の縫製工場と大きく違う点は3つです。
●人材育成
技能実習生(外国人)に頼らず、毎年新卒採用で心と技を磨き続けて73年になります。(平均年齢35.2才)
●高級婦人服専門
「パターン通りに縫われてるけど、、、なんか違う!」こんな経験ありませんか?
服に高級感を乗せるのは技術者の品性です。
●東京
ファッションの中心で50人規模の縫製工場は稀。いつでも見学できます。
辻洋装店を見学してくださった一般の方々は、縫製加工賃を知ると「安すぎる」と驚きます。
大半のアパレルメーカーの方々は、「高すぎる」と言って去っていきます。
会社によって、人によって、立場によって、価値観は様々です。
辻洋装店に付加価値を見出していただける方々とのみ、お仕事をさせていただいています。
さて、ここからは我々の仕事ではありませんが・・・・
売値はいくらにしましょう?
通常、辻洋装店で扱う製品はほとんどが上代¥100,000以上のものです。
ブランド力がなくても魅力のある製品が完成して、共感してくれる顧客がいれば、それなりに値段は通ると思います。
ケース1のジャケットなら¥80,000以上、ケース2のワンピースなら¥50,000以上の上代はつけられます。もちろん、デザイナーのセンス次第では¥100,000以上でもバリュープライスと言えるでしょう。
仕立てと雰囲気づくりに関してはどこに出しても胸を張れるグレードを保証いたします。
次回「まとめ」で終わりにしようと思います。
東京都内の高級婦人服縫製工場三兄弟の三番目
ツジゴウ
エリザベス女王の国葬に参列されるため天皇皇后両陛下が英国...
メローロックのサンプルを依頼されたのでいくつかご用意させ...
こちらのワンピースも辻洋装店が制作させていただきます。 ...
未来のお客様に辻洋装店を知っていただくために、会社紹介の...
(2021年5月追記) 業界では当たり前すぎてわざわざ...
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