東京中野の縫製工場「辻洋装店」| トータルな技術を身につけ長く働く

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BLOG 2016.11.10

トータルな技術を身につけ長く働く


今朝、業界紙の繊研新聞一面に辻洋装店の記事が掲載されました(^^)

 

(以下全文)

 

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明日につながる人作り

 

トータルな技術を身につけ長く働く

 

インターンシップでギャップ埋める

 

 

縫製工場の辻洋装店

 

縫製工場の辻洋装店(東京、辻庸介社長)は、人材育成で知られる。

人材不足に悩む縫製業界では、外国人技術実習生や中途で経験者を採る場合が多いが、

毎年新卒社員を採用し、しっかり育てる仕組みを整えてきた。

 

新卒社員は、専門学校を卒業した学生5人前後。大切にしているのは、

「入社前と入社後のギャップを埋めること」(辻吉樹専務取締役)だ。

そのため、選考過程で必ずインターンシップを約1週間行う。

 

体験してもらうのは、朝礼から終業まで。給与や労働時間、育児休暇などの待遇に加え、

毎月の道徳勉強、月1回は親に手紙を書くこと、

食事会や歓送迎会、社員旅行といったイベントの多さを含め、

入社後のことを出来る限り細かく伝える。

学生が聞きたいことは何でも、どの社員に聞いても良い。

「イメージと違う」ことを理由にした早期退職を防ぐためだ。

同社としても社風に合うか見抜く良い期間に位置づける。

このほか、工場見学も常時開放、学生、同業他社など年間400人が訪れる。

17年4月採用では約20人がエントリーし、4人が入社予定だ。

 

仕事を1年目でやめる社員はほとんどいない。

結婚で退職しても、しばらくして戻ってきたり、

自宅でミシンを持って辻洋装店の仕事を受けたり、といった人もいる。

育休取得後、復帰する社員も増え、それをスタッフが歓迎する社風が後押しする。

 

採用した後は、厚生労働省の「キャリア形成促進助成金」を活用し、

モデリスト養成スクールに年24回通わせる。

縫製基礎コースで、縫製やパターンの知識を学ぶ。

 

社内では1~3年目まで年次ごとに独自の縫製テストも行う。

例えば、四角の角ロックを制限時間内に止まらずにきれいにできるかなどの課題を与え、

クオリティーと時間、評価基準に所作などもチェックする。

A、B、Cで採点し、先輩と役員もコメントする。

「テスト中、緊張して手が震える人もいる」ほど皆、真剣だ。

ただ、あくまでテストは目標に向かう努力と成長を促すためのもの。

だからその評価は給与に影響しない。

 

人前で自信をもて話せるよう、月曜日の朝礼では自由なテーマで

1人ずつ3分間スピーチをローテーションで行う。

 

物作りは、一般的なライン生産とは異なる。1着を分業で仕上げるのではなく、

7つの縫製グループで行う。

リーダー1人、中堅2人、新人1人の4人一組で組織し、ミシン担当が3人、アイロン担当が1人。

ジャケットやコート、ワンピースなど、同社が扱う商品は何でも縫えるようにする。

技術力を平準化するため、グループは最低年1回、シャッフルする。

 

社員は直接作業者、間接作業者を合わせて50人強。ほぼ正社員で、外国人実習生はいない。

経営が厳しく実習生を入れようと思った時期もあったが、

「工夫をして日本人でやれるとこまでやろう」という辻社長の考えで、

ずっと日本人だけの運営を貫いている。

経営理念は「洋服づくりは人づくりの道」だ。

 

中野ケンシロウ

東京都内の婦人服プレタポルテ縫製工場でいつまでたっても修行中!


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