東京中野の縫製工場「辻洋装店」| Future is Now.Ⅱ

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BLOG 2012.09.02

Future is Now.Ⅱ


こんにちは!

 

ドイツ一人旅の二日目。

 

朝は爽やかに目が覚めて、テレビをつけてみました。

当然ながら全てドイツ語ですが、ニュースを見てみようとそれらしいチャンネルへ合わせて、

偶然にも天気予報が。

映像を見る限りでは、ベルリンは晴れ。そこに聞きなれた単語が!

「…Sonnig…」…おお!ぞにひ!!

「快晴」という意味のその単語は好きな単語の一つですが、

ドイツではなかなか快晴になることは無いと聞いていたのでびっくりしました。

 

朝食はホテルで済ませ、今日はベルリンで最も有名な「ブランデンブルグ門」を見ようとホテルを出ました。

ホテルから歩いて行ける距離にあり、調子に乗って食べ過ぎた朝食を消化すべく、

地図を見ながら向かいました。

 

周りには当然ながらたくさん観光客がいて、私と同じように地図を見ながら歩いていました。

 

ベルリンの町並みは、ビルが多く、ビジネス街でもありますが、

かといってあまりごちゃごちゃしていなくて、全体の景観も考えられたような印象を受けました。

真新しいビルがドーンと建っているかと思うと、古い建物も静かに聳え立っていたりと

とても不思議ですが、今と昔がうまくマッチしているなと思いました。

↑↑ポツダム駅

 

ブランデンブルグ門に向かう少し手前に、こんな広場が。

大小さまざまな石がずらーっと並んでいて、凄く不思議な雰囲気の広場。

ここは「ユダヤ犠牲者記念館」というところで、

虐殺されたユダヤ人に捧げる記念碑として、この石が2711本もあるそうです。

ブロックの形は同じで、高さが低い物からとても高い物まで様々でした。

 

ドイツの歴史上の、汚点とも言えるユダヤ人虐殺…

どうしてもナチスやヒトラーという名前が出てきますが、今のドイツの人々にとってもその話題はタブーで、

まだまだ深い傷痕として残っています。

忘れない為、二度と繰り返さない為に、伝えていかなければいけない事ですが、

大々的にこんな歴史がありました!と声を大にして、伝える事が難しいそうです。

何故ならまだネオナチと呼ばれるナチス万歳という思想の方々がいるからなのだそうです。

ドイツ語にFuehrer(フューラー)という単語があります。意味は指導者。

しかしこの単語はヒトラーの代名詞的な意味らしく、ドイツでこの単語は使うなと言われました。

やはりドイツの人々も、この話題には敏感らしく、その手の話題には本当に気をつけないといけないなと思いました。

 

 

 

さて、この広場を過ぎ、前方には何やら大きな物が見えてきました。

ベルリンの象徴、ブランデンブルグ門です!

この門はベルリンの壁があった当時、壁に遮られ、門なのにくぐることも近寄ることもできず、

とても寂しい思いをしていたと思われます。

 

ここへ来ると、壮絶な歴史を感じ、ずっと眺めていても飽きないなぁと暫くベンチに座ってぼーっと眺めていました。

 

この門の周りは広場になっていて、そこから「Unter den Linden(ウンター・デン・リンデン:菩提樹の下)」という名前の大通りに繋がっています。

 

観光客が本当にたくさんいて、それ故にストリートパフォーマーもたくさんいて、色々と楽しかったです。

 

 

お昼ご飯は老舗カフェと言われる「Cafe Einstein(アインシュタイン)」へ。

ドイツに来て初のカフェ…さすがに緊張しました。

ドイツのカフェやレストランは、よほど高級な所でない限り、席は中も外も自由に座っていいらしく、

私は中の窓際へ…

 

座っているとお姉さんがメニューを持って来てくれました。

 

しばらくして聞きに来て下さり、野菜リゾットとリンゴジュースを注文。

 

ドイツはイタリア料理も豊富で、イタリアンのカフェやレストランがたくさんありました。

ここもそのうちの一つ。

 

待つこと数分。

リンゴジュースと…パンが!!

パンは頼んでいませんが、ヨーロッパはサービスで付く所が多いようです。

 

そしてリゾット登場。おいしそう~!!

 

…しかし…量が半端なく多い!!

ギャグかと思えるほどのさやいんげんの大盛り具合(笑)

 

確かに野菜だが、一向にリゾットの米が出てこない…出てきた頃にはもう既にお腹が…

もうさすがに厳しかったのでお会計を済ませることに…

周りを見渡してみるとおじいさんやおばあさんは結構な盛りのものを食べていて、

それも完食してしまうという驚異的食欲。

おそらくは日本人があまり食べないのかと、文化の違いを感じました。

 

お会計は各テーブルで済ませます。

店員さんがレシートを持って来て、確認。

 

おっと、ここで忘れてはいけないチップ制。

だいたい金額の5%~10%を上乗せする感覚だそうで、多くは多めに出して、

その端数をチップとして支払えばいいようです。

ここでは€14.30だったので€15を出しておつりはいりません…という具合でした。

(チップはあくまでサービスに対する感謝の意味なので、悪く感じたら払わなくてもいいのです。)

 

店員さんと挨拶を済ませ店を後に。

 

腹ごしらえをした後は歩く足も軽く、ベルリンの世界遺産を目指しました。

 

途中、フンボルト大学があったり、ベルリン大聖堂を通過。

 

 

見えてきました。

 

世界遺産・「Museums Insel(博物館の島)」です。

ここは島と名が付いている通り、川の中州に5つの博物館が集まっている不思議な所でした。

ガイドブックによると5つをじっくり見ていたら一日は費やすと書かれていたので

5つの中でも一番大きい博物館、「ペルガモン博物館」へ入りました。

ここは古代ギリシアのペルガモンで発掘された「ゼウスの大祭壇」が再建されていたり、

とにかく巨大な遺跡がそのまま展示された、大きなスケールの博物館です。

 

チケット売り場で学生と間違われましたが、きちんと大人料金で購入…(笑)

 

 

入ってすぐに「ゼウスの大祭壇」!!

凄い端っこまで行って撮影…(笑)

他にも見たことがないような展示品ばかりであいた口がふさがりませんでした。

 

博物館のあとは周辺をてくてく…

素敵な建物があったり…

ドイツは日没が遅く、この時期は20時半頃あたりからようやく暗くなってきました。

暗くなる前に夕飯を…と入ったお店が「モムゼン・エック」というドイツ料理が食べられるビア・レストランです。

このお店には100種類もビールがあってお料理も豊富!!

ドイツに来たからにはビールとソーセージを食べずして帰るわけにはいかない!と思い、

店員さんにお勧めビールを聞いたところ、

「全部さ!!(どや顔)」と言われ(笑)最終的に勧められたこのビールを…

私は基本的にビールはあまり飲みませんが、ドイツのこの気候だからかとても美味しく感じました!!

ドイツには約5000種類ものビールがあるそうで、いわゆるご当地ビール・地ビールといった、

地域ならではの手法で作られているものもたくさんあるそうです。

そして待つこと数分。念願のソーセージとジャーマンポテト、ザウアクラウトです!!

(ザウアクラウトとはキャベツの酢漬けを調理したものです。)

お、おいしい…

やはりドイツはビールとソーセージですわ…

と、こんなおやじ的な気分に浸りながら(笑)、ドイツ2日目を終えました。

 

 

調子にのってビールを飲み干しましたが、帰りはなんとフラフラ…(笑)

ホテルまで近くて良かったー(汗)

 

(2日目 終了 つづく)

 

ドイツ3日目プチフライング画像…

このお姉様は何をしているでしょうか?(笑)

 

kumi


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