東京中野の縫製工場「辻洋装店」| 繊研新聞

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BLOG 2018.07.05

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6/19のセミナーの内容が繊研新聞(業界紙です)に掲載されました。

6/29付の繊研新聞です。

辻洋装店専務がセミナー講演

“永続”キーワードに人材育成

東京・中野で創業して72年、辻洋装店の経営理念は「洋服づくりは人づくりの道」だ。盛んだった東京の縫製業が衰退していく中で、優れた婦人服工場として残ってきた同社の根幹には「人づくり」がある。日本アパレル工業技術研究会のセミナーで辻吉樹専務が講演した。辻洋装店は、工業パターンを重視し裁断にもこだわる。取引先アパレル企業から渡されるパターンの多くは調整しブランドのテイストに合わせる。一発裁断はあまりやらず、不安定な素材はあら裁ちし一晩寝かす。

特徴的なのは、ベテランリーダーを中心にした3、4人の少人数グループ生産。7グループがそれぞれ製品の全てを作る。毎日7型の仕事が流れ、少しずつ数量を分けて作る。「物作りにはつきもののトラブル」を抑えられるからだ。途中検品、社内立体プレスまでの一貫生産だ。

CAD・CAM(コンピューターによる設計・生産)も入れ、充実した機械・設備を揃えるが「ミシンはどの国もあまり変わらない。使う人の人間性が仕事の出来に反映する」という。「消費地に近い方が作り手の感度が高くなる」。東京での物作りは、問題があっても取引先とすぐにコミュニケーションができ、仕事帰りに自分が作った服を見に行くこともできる。一般に縫製工場は人手不足だが「ファッションの街で物作りしたい」という学生で、見学者も多い。本社部門を除く平均年齢は28.7歳と若い。「地面も人件費も高く、経営は大変だが」東京で事業を継続するメリットも大きい。

作り手の人間性を磨く社員教育は自主性を重視している。年2回辻専務が一人一人と面談し、目標設定、そのために実現すべきこと、実現の作戦を本人に考えさせる「曼荼羅チャート」を作らせる。道徳、人を思いやる気持ちも重点だ。初任給の時には「親にあいさつし、ごちそうしろ」と辻庸介社長が声をかける。

また毎月、親や世話になった人に、はがきを書かせる。それが同僚や先輩を思いやる気持ちにつながり、その努力が取引先との信頼感につながるという。継続することが取引先に喜ばれること、今後も「永続をキーワードに、社員も後継者も育成していきたい」と話す。

東京都内の高級婦人服縫製工場三兄弟の三番目
ツジゴウ


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